目次

1. プロローグ
2. 第一章　ひえ搗きの里は森の命の湧く所
3. 一、昭和十六年・夏休みの出会い
4. 二、森の命の湧く所
5. 三、賞味期限の長いヒエ
6. 四、山のタブー
7. 五、六本の杵が刻む〈六調子〉
8. 第二章　落人の里は唄人の里
9. 六、桃太郎節との出会い
10. 七、唄のプラザ
11. 八、深山の歌姫
12. 第三章　椎葉五人衆、ラジオに出演する
13. 九、オッチーとバッキー
14. 十、ジグソー・パズル
15. 十一、「祖国日向の夕」―放送事はじめ
16. 第四章　歌詞に秘められた謎とき
17. 十二、楢木範行「椎葉紀行」
18. 十三、「鳴る鈴かけて」
19. 十四、源平のロマンと落人伝説
20. 第五章　田舎節から都節へ
21. 十五、〈祖国博〉とひえつき節のレコード化
22. 十六、日向建国博と長友節誕生
23. 十七、〈南国博〉と椎葉ダムの完成
24. 第六章　児玉英水と李香蘭
25. 十八、昭和十五年のミュージカル
26. 十九、李香蘭との出会い
27. 二十、平家西へ行く
28. 第七章　《若き日に、我がつくりたる》
29. 二十一、歌集「産土」との出会い
30. 二十二、サンパウロで聞いた「ひえつき」の一節
31. 二十三、昭和恐慌のなかで
32. 二十四、二人のパパイ
33. 第八章　詠み人ふる里へ帰る
34. 二十五、黒髪に寄せる思い
35. 二十六、椎葉への旅
36. 二十七、スザノの旅
37. エピローグ
38. あとがき