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薩摩かくれ念仏と日向

一向宗禁制と六十六部

商品コード:010007

関連カテゴリー

みやざき文庫

一向宗を禁制した薩摩藩では、宗門改をかいくぐって信者たちは講を結び、信仰の灯を守り続ける一方、厳しい弾圧の下、藩境を越えて逃亡する信者もいた。そうした信者たちを日向諸藩の串間や清武、田野、宮崎の一向宗寺院は迎え入れ、生活の地を提供した。薩摩の一向宗禁圧の背景や実態から、日向諸藩の動向、東本願寺の動きなどを掘り起こし、六十六廻国僧の動きに薩摩の「二重鎖国」の内実を描く。


著者について

前田博仁(まえだひろひと)1942年 宮崎市生まれ1965年 宮崎大学学芸学部卒。県内小学校勤務、その間、県総合博物館、県教育庁文化課、県立図書館などに13年間勤務し、歴史・民俗・文化財など専門的な業務に携わる2003年 宮崎市立生目台西小学校校長で定年退職現在、宮崎県民俗学副会長、宮崎県郷土芸能フェスティバル実行委員、宮崎県観光審議員、清武町史執筆員、日本山岳修験学会会員ほか著書「鵜戸まいりの道」「歩く感じる江戸時代 飫肥街道」「近世日向の仏師たち」共著「宮崎県史(民俗編・別編民俗)」「日之影町史」「北浦町史」「日向市史」「北川上流域の農耕習俗」「ふるさと再発見シリーズ」「(宮崎県)「日本地名大辞典・宮崎県」(角川書店)「日本歴史地名大系・宮崎県の地名」(平凡社)

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著者前田博仁
シリーズみやざき文庫 73
書籍JANコード

9784860613716

1920039019059

日本図書コード0039
発行日2010-10-22
よみさつまかくれねんぶつとひゅうが いっこうしゅうきんせいとろくじゅうろくぶ
初版
判型四六判
横幅*12.9cm
縦幅*18.8cm
背幅*2.3cm
重量*341g
(*)はおおよその値となります。
頁数294頁
製本様式並製
本体価格1,905円

目次

  1. はじめに
  2. 第一章 薩摩藩と一向宗
  3. 一 南九州における一向宗創起と薩摩島津氏の禁制
  4. 二 宗門改めと門割制
  5. 三 門徒摘発と懲罰
  6. 四 身分と差別
  7. 第二章 二重鎖国の薩摩藩
  8. 一 厳しく制限された薩摩入国
  9. 二 番 所
  10. 三 厳しかった辺路番所勤務
  11. 第三章 諸県地方の隠れ念仏講
  12. 一 寺と講
  13. 二 薩州内場仏飯講
  14. 三 九州椎茸講と人吉講藩の動向
  15. 四 焼香講
  16. 五 講と信仰
  17. 第四章 隠れ門徒を支援した日向の真宗寺院
  18. 一 宮崎直純寺
  19. 二 福嶋正国寺
  20. 三 飫肥浄念寺
  21. 四 田野西導寺
  22. 五 清武郷内の一向宗寺院
  23. 六 本庄宗久寺
  24. 第五章 一向宗禁制と六十六部
  25. 一 六十六部と廻国供養塔
  26. 二 日向藩における六十六部の対応
  27. 三 薩摩藩における六十六部への対応
  28. 第六章 大淀川流域の隠れ念仏
  29. 一 金崎の仏持ち
  30. 二 関外四ヶ郷の特異性
  31. 三 高岡郷の隠れ念仏
  32. 第七章 廃仏毀釈を生きのびた真宗寺院
  33. 一 廃仏毀釈の嵐
  34. 二 大淀川の南と北
  35. 三 桂久武と一向宗
  36. あとがき