印刷と出版の鉱脈社

鉱脈社ロゴ

白い紙に初めて記す感動を大切に《いのち》を受け継ぎ、育み、受け渡そう。

宮崎を表現する地方出版社です




TOP
鉱脈社

鉱脈社BOOK

《猟師》の誕生と狩猟儀礼の成立

民俗文化形成史への一視座として

商品コード:009823

関連カテゴリー

風土・紀行

民俗・伝承・ことば

歴史・地誌・史話

みやざき文庫

民俗学の描く猟師像は非稲作農耕論のなかで“一人歩き”していないか 自らもとらえられてきた呪縛に挑み、 文献史学や民族学の成果もおりこんで狩猟文化論の新たな展開。各地の藩文書や伝承資料を読みとき、藩権力や農業民との関わりと生活、狩猟文書と儀礼の成立を見直し、新しいフィールドを切りひらき、現在の課題に迫る。


著者について

永松敦(ながまつあつし)

1958年大阪府生まれ。1987年大谷大学大学院博士後期課程満期退学。1988~1994年福岡市博物館学芸員、1994~2001年椎葉民俗芸能博物館主任学芸員、2001~2004年同館副館長。この間、2003年総合研究大学院大学国際日本研究専攻博士後期課程修了。2004年より宮崎公立大学助教授。2007年より同大学教授、博士(学術)1990年第10回日本民俗学会研究奨励賞受賞著書に『狩猟民俗と修験道』(白水社、1993年)。共著に『在地伝承の世界――西日本』(講座日本の伝承文学第八巻、三弥井書店)、『さまざまな生業』(いくつもの日本IV、岩波書店)、『伝承文化の展望』(三弥井書店)ほか

弊社在庫数が少なくなっております。

ご購入・在庫等お問い合わせは下記へお願い致します。

お問い合わせフォームまたは

TEL:0985-25-1758/FAX:0985-25-1803

オンライン書店のご案内
※下記サイトにてもご購入いただけます。
amazonサイトへ
著者永松敦
シリーズみやざき文庫 52
書籍JANコード

9784860612504

1920039020000

日本図書コード0039
発行日2008-02-10
よみ《りょうし》のたんじょうとしゅりょうぎれいのせいりつ みんぞくぶんかけいせいしへのいちしざとして
初版
判型四六判
横幅*13.1cm
縦幅*18.8cm
背幅*2.3cm
重量*400g
(*)はおおよその値となります。
頁数342頁
製本様式並製
本体価格2,000円

目次

  1. 序 章 狩猟文化論の新たな地平へ
  2. 第1章 「専業猟師」像の成立とその限界
  3. 第一節 初期の狩猟民俗研究における猟師像
  4. 第二節 新たな生業研究と文化人類学による狩猟研究
  5. 第三節 狩猟民俗研究の限界と新動向
  6. 第2章 猟師はどういう者がなるのか
  7. 第一節 鉄砲改めと《猟師》の成立
  8. 第二節 誰を猟師とするか
  9. 第3章 薬種獲得の手段としての鉄砲
  10. 第一節 藩権力と動物生薬
  11. 第二節 東北マタギの熊狩りと動物生薬
  12. 第三節 薬種獲得者としての猟師
  13. 第4章 マタギとは何者か
  14. 第一節 マタギと猟師
  15. 第二節 鉄砲攻めと狩猟
  16. 第三節 生類憐れみの令狩猟政策
  17. 第四節 マタギの活動
  18. 第五節 マタギの生活と身分
  19. 第六節 伝承から見たマタギと農民
  20. 第七節 新たなマタギ像と、研究の今後の課題
  21. 第5章 猟師の出自譚と狩猟儀礼の成立
  22. 第一節 近世の狩猟作法書と修験
  23. 第二節 九州山地の狩猟由緒書成立
  24. 第三節 東北マタギの由緒書成立
  25. 第6章 山の神信仰の成立と展開
  26. 第一節 狩猟由緒書と山の神信仰
  27. 第二節 山の神信仰の成立と変貌
  28. 第三節 祀られる神は多種多様
  29. 第四節 清めと鎮魂
  30. 終 章 狩猟民俗文化研究の新たな沃野へ
  31. あとがき