柳田国男の 「後狩詞記」 によって知られる宮崎の狩猟の全体像に迫る労作。 山の生活とともにあった狩猟の実態を、 山村の聞き書き、 伝承、 史資料などでときあかし、 近代の狩猟についても論及する。

著者について

山口 保明(やまぐち やすあき)昭和43年(1968) 南九州大学専任講師を辞し、民俗の調査・研究のため高千穂に赴く。昭和60年(1985) 宮崎県史編さん室勤務、県史編さん専門員。平成9年(1997) 宮崎県立看護大学教授。「地域文化論」「人物論」「伝統と芸術」「日本文学」を担当、傍ら宮崎医科大学・放送大学非常勤講師。日本民俗学会評議員・民俗芸能学会評議員・日本山岳修験学会会員・日本口承文芸学会会員・俳文学会会員・日本列島文化交流誌「青」同人・自由律俳句誌「層雲」同人・椎葉民俗芸能博物館協議会委員・宮崎県文化財保護審議会委員・宮崎県民俗学会会長著書「日本近代小説前史」「日向路の山頭火」「宮崎の神楽~祈りの原質・その伝承と継承」など。 共著 「山岳宗教史研究叢書」(15・18)「日本名所風俗図会」(15)「宮崎県史資料編」(民俗1・2・別編)「石が語るふるさと」「九州・沖縄ふるさと大歳時記」「江戸時代人づくり風土記・宮崎」「日本歴史地名大系・宮崎県」「祭礼行事・宮崎県」「俳文学大辞典」「南西日本の歴史と民俗」など