宮崎県の佐土原藩江戸藩邸の日々の記録。 西国の外様小藩であるが故の、 幕府や宗藩への気くばり、 お家のための奔走と心づかい。 華やかな大江戸の、その裏でくり広げられた外様小藩の武士たちの苦労。「外に格式・内に倹約」 など八章に、 小説のように当事者の息吹を伝える。【2007年06月27日初版】【２刷】

著者について

多田 武利(ただ たけとし)

昭和10年 宮崎市大塚町生まれ昭和33年 宮崎大学学芸学部卒。同年、椎葉村栂尾小赴任。同村松尾小・宮大附属小・県教育委員会に勤め、妻南小・高鍋東小・広瀬西小・大塚小各校長。平成8年定年退職後、宮崎市文化協会嘱託みやざき歴史文化館学習指導員。その後同ボランティア会・宮崎神話の語り部ボランティア会に所属し、史跡や文化財所在地・神話伝承地等の案内、公民館歴史講座講師等に従事。現在、みやざき歴史文化館ボランティア会員・宮崎県地方史研究会員・県立図書館古文書翻訳筆耕員既刊『郷土の歴史を楽しむ』(平成18年7月)