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「弥五郎どん」は何者か

南九州の「大人」人形行事の民俗的背景をさぐる

商品コード:009787

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みやざき文庫

宮崎県山之口町に伝わる〈大人〉人形・「弥五郎どん」。行事の起源や歴史や社会とどのようにかかわってきたのか?同県日南市や鹿児島県隼人町の同じ〈大人〉人形行事も視野に、御霊信仰を軸に、隼人伝承、八幡信仰や放生会、農耕神事などの民俗的舞台をさぐり、南九州の地の心性を浮かびあがらせる。


著者について

山口 保明(やまぐち やすあき)(俳号 穂銘) 

1938年2月 現在の霧島市国分に生まれる。宮崎県立学校教諭・校長を経験。宮崎県立図書館・宮崎県総務部県史編さん専門員(民俗部門)等の各機関に勤務。また、南九州短期大学・南九州大学・宮崎女子短期大学・宮崎大学(教育学部)・宮崎医科大学等において、「文学」「日本文学」「地域文化論」「伝統と芸術」等の授業を担当。2003年3月 宮崎県立看護大学教授(兼学生部長)を定年退職。その後、宮崎大学(医学部)にて「文化人類学」、放送大学にて「人間の探究」の講座をもつ。現在、宮崎県民俗学会会長・宮崎県文化財保護審議会委員。日本口承文芸学会理事・日本民俗学会・民俗芸能学会・日本山岳修験学会の各評議員・日向の弥五郎人形行事専門調査員等をつとめる。著書に、『日本近代小説前史』『宮崎の神楽~祈りの原質・その伝承と継承』『宮崎の狩猟~その伝承と生活を中心に』など。共著に、『山岳宗教史研究叢書』(15・18)『日本名所風俗図会』(15)『宮崎県史資料編』(民俗1・2・別編)『石が語るふるさと』『江戸時代人づくり風土記・宮崎』『祭礼行事・宮崎県』『南西日本の歴史と民俗』『にっぽん再発見・宮崎』『宮崎県の民俗芸能』など。辞(事)典項目執筆に『宮崎県地名大辞典』『日本歴史地名大系』(46)『日本の祭り文化事典』『祭・芸能大辞典』など。

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著者山口保明
シリーズみやざき文庫 46
書籍JANコード

9784860612252

1920039020000

日本図書コード0039
発行日2007-07-09
よみ「やごろうどん」はなにものか みなみきゅうしゅうの「だいじん」にんぎょうぎょうじのみんぞくてきはいけいをさぐる
初版
判型四六判
横幅*12.9cm
縦幅*18.8cm
背幅*2.3cm
重量*341g
(*)はおおよその値となります。
頁数292頁
製本様式並製
本体価格2,000円

目次

  1. 序章 弥五郎どんが行く―南九州の大人人形「弥五郎」行事
  2. 第一章 浮遊する霊魂と「弥五郎どん」
  3. 第二章 「弥五郎どん」のふるさと
  4. 第三章 大人弥五郎人形行事と放生会
  5. 第四章 隼人の山・霧島山信仰と「弥五郎どん」
  6. 第五章 巨人化する弥五郎人形
  7. 第六章 大人弥五郎についての所説
  8. 終章 生きつづける「弥五郎どん」―「弥五郎」人形行事の意義と継承の視座