宮崎県児湯郡高鍋町。古墳の台地上に広がる石像群、高鍋大師。現代美術の最先端で活躍する造形作家と写真家による<癒しの丘>のすべて。

著者について

今井 祝雄(いまい のりお)

造形作家。1946年、大阪生まれ。大阪市立工芸高校在学中から吉原治良氏に師事。元、具体美術協会会員。66年、第10回シェル美術賞一等賞受賞、以来、内外の美術展に出品多数。80年以降は新大阪駅前などの屋外彫刻や住吉万葉歌碑(住吉大社)などのモニュメントを制作。また、行政や民間の都市・景観・文化関係の委員をつとめる。大阪市都市環境アメニティ表彰。著書に「都市のアートスケープ」(ブレーンセンター)などがある。細川 和昭(ほそかわ かずあき)写真家。1940年、大阪生まれ。出版社などに勤務後、75年よりフリーとなり数々の作品を発表。代表的な作品展に「淀川」(80年)、「淀川II」(82年)、「川からのメッセージ」(85年)、「水は大地の旅人」(86年)、「つかのまの」(87年)、「なぎさのコレクション」(88年)、「細川和昭展」(88年)などがあるほか、91年から92年にかけて写真と音による工事塀アート「みる・きく・ウォール」で大阪市都市環境アメニティ表彰。写真の立体的展開にも意欲的に取り組む。

細川　和昭（ほそかわ　かずあき）

写真家。1940年大阪生まれ。