夜神楽の里で舞いつがれる三十三番を、 各演目ごとに登場する神を比定し、 土地の神話や伝承も織りまぜて、 その意味を説明。 併せて、 夜神楽の里の歴史、 里人の心意気を描く。 グラビアも圧巻。【2008年08月29日初版】【３刷】

著者について

後藤俊彦(ごとうとしひこ) 

昭和20年宮崎県高千穂町生まれ。九州産業大学商学部卒業後、参議院議員秘書。その後、国学院大学神道学専攻科ならびに日本大学今泉研究所を卒業。昭和56年、高千穂神社禰宜を経て宮司に就任。二度にわたって高千穂神楽のヨーロッパ公演を行う。昭和62年には神道文化奨励賞受賞。高千穂町観光協会会長。著書に『神棲む森の思想』(展転社1993)、『山青き神のくに』(角川春樹事務所1999)など多数

武田憲一(たけだ けんいち) 

1947年生まれ。72年、宮崎日日新聞社に入社。高千穂支局赴任中、高千穂夜神楽と出会う。文化部での連載に「縦断するみやざきの鬼」「男狭穂塚の主はだれか―古代日向と葛城氏のナゾを追う」など。現在、物書き。

沼口啓美(ぬまぐち ひろみ)

 1950年西都市生まれ。68年、宮崎日日新聞社入社。74年写真部員として活動開始。主な仕事に「結いのあるムラ」「土呂久告発15年」3部作、「縦断するみやざきの鬼」など。94年から宮崎県内の小規模小学校を撮影取材中。近くまとめて出版の予定。