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近代国家形成期の明治前期、全国を吹き荒れた山林問題。地租改正のからんだこの問題は、宮崎県では県の併合消滅・西南戦争という事態もからみ、緊迫化。そして、この渦中で、住民が実力で調査を阻止するという事件が発生した。世に「東臼杵山林事件」といわれるこの事件は、しかし、発生年に関して諸説が入り乱れていた。なぜなのか。どうしてそのままになっていたのか。当時の資料を再発掘して事件の背景、経緯を追い、その実像に迫り、宮崎県の南と北の差を明らかにする。国と地方のあり方を問う力作。
著者について
甲斐嗣朗(かい しろう)
1945(昭和20)年、宮崎市生まれ。宮崎大学教育学部卒業。県立高校で地理教諭として勤務。富島、本庄、宮崎商業、日向工業、高原、宮崎海洋の各校に赴任。2006(平成18)年3月定年退職。現在は、自宅書斎を地誌研究室「GREEN GLOBE」と名付け、研究活動中。 共著『みやざき新風土記』(1980年3月・鉱脈社)「畑地かんがいと台地農業」を執筆。 『みやざき新風土記』(1984年11月・鉱脈社)「手づくりの里・綾」を執筆。 『角川日本地名辞典45 宮崎県』(昭和61年10月・角川書店)「トンネル」を執筆。 『ビジュアル版 にっぽん再発見45 宮崎県』(1997年3月・同朋舎)「日向市」「門川町」「(旧東臼杵郡)北郷村」を執筆。 著作 宮崎県高等学校教育研究会地理部会の会誌『みやざき地理』(非売品)に「島紀行」を1997年からほぼ隔年毎に投稿。甑島、種子島、屋久島、壱岐、対馬、隠岐、平戸島、長島など
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著者 | 甲斐嗣朗 |
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シリーズ | みやざき文庫 63 |
書籍JANコード | 9784860613211 1920061016002 |
日本図書コード | 0061 |
発行日 | 2009-07-27 |
よみ | ひがしうすきさんりんじけんはいつおきたか めいじみやざき みなみのじゅなん・きたのていこう |
版 | 初版 |
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判型 | 四六判 |
横幅* | 12.9cm |
縦幅* | 19cm |
背幅* | 1.9cm |
重量* | 341g |
頁数 | 222頁 |
製本様式 | 並製 |
本体価格 | 1,600円 |