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東臼杵郡山林事件はいつ起きたか

明治宮崎 南の受難・北の抵抗

商品コード:009937

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みやざき文庫

近代国家形成期の明治前期、全国を吹き荒れた山林問題。地租改正のからんだこの問題は、宮崎県では県の併合消滅・西南戦争という事態もからみ、緊迫化。そして、この渦中で、住民が実力で調査を阻止するという事件が発生した。世に「東臼杵山林事件」といわれるこの事件は、しかし、発生年に関して諸説が入り乱れていた。なぜなのか。どうしてそのままになっていたのか。当時の資料を再発掘して事件の背景、経緯を追い、その実像に迫り、宮崎県の南と北の差を明らかにする。国と地方のあり方を問う力作。


著者について

甲斐嗣朗(かい しろう)

1945(昭和20)年、宮崎市生まれ。宮崎大学教育学部卒業。県立高校で地理教諭として勤務。富島、本庄、宮崎商業、日向工業、高原、宮崎海洋の各校に赴任。2006(平成18)年3月定年退職。現在は、自宅書斎を地誌研究室「GREEN GLOBE」と名付け、研究活動中。 共著『みやざき新風土記』(1980年3月・鉱脈社)「畑地かんがいと台地農業」を執筆。 『みやざき新風土記』(1984年11月・鉱脈社)「手づくりの里・綾」を執筆。 『角川日本地名辞典45 宮崎県』(昭和61年10月・角川書店)「トンネル」を執筆。 『ビジュアル版 にっぽん再発見45 宮崎県』(1997年3月・同朋舎)「日向市」「門川町」「(旧東臼杵郡)北郷村」を執筆。 著作 宮崎県高等学校教育研究会地理部会の会誌『みやざき地理』(非売品)に「島紀行」を1997年からほぼ隔年毎に投稿。甑島、種子島、屋久島、壱岐、対馬、隠岐、平戸島、長島など

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著者甲斐嗣朗
シリーズみやざき文庫 63
書籍JANコード

9784860613211

1920061016002

日本図書コード0061
発行日2009-07-27
よみひがしうすきさんりんじけんはいつおきたか めいじみやざき  みなみのじゅなん・きたのていこう
初版
判型四六判
横幅*12.9cm
縦幅*19cm
背幅*1.9cm
重量*341g
(*)はおおよその値となります。
頁数222頁
製本様式並製
本体価格1,600円

目次

  1. はじめに
  2. 第1部 東臼杵郡山林事件とは何か
  3. 第一項 明治政府の官林政策
  4. 第二項 宮崎県の山林改組と官民有林境界調査
  5. 第三項 東臼杵郡山林事件とは
  6. 第四項 小林乾一郎と原時行
  7. 第2部 東臼杵郡山林事件はいつ起きたか
  8. 第五項 東臼杵郡山林発生年に関する諸説
  9. 第六項 県務引継書を読む
  10. 第七項 関係者の覚え書き、備忘録を読む
  11. 第八項 推 論
  12. 第3部 山林問題は何をもたらしたか
  13. 第九項 山林問題のその後
  14. あとがき