私たちはどのような転換期を生きているのだろう？

現代の日本経済の実証分析と持続的社会への展望。若手研究者８人の共同研究の成果

《私たちは、時代の転換点を生きている。転換点とは、これまでの経済・社会のあり方を見つめ直し、新たな社会へと向かって歩みを進める出発点でもある。日本を取り巻く経済・社会環境は、厳しさを増している。アメリカと中国との政治的対立、混迷を深める世界経済、度重なる災害、そして拡大する格差など、課題は山積している。本書を紐解き、日本経済の現状を批判的に捉えることで、持続的社会の実現や豊かな社会に向けた取り組みへの理解が深まれば幸いである。（本書「終章」より）

【執筆者一覧】

梶原太一 （高知県立大学文化学部准教授）／金江　亮 （桃山学院大学経済学部准教授）／小山大介（京都橘大学経済学部准教授）／白石智宙 （立教大学経済学部助教）／瀬野陸見（京都大学大学院経済学研究科）／田添篤史（三重短期大学法経科准教授）／中野裕史（関西地区私立大学教職員組合連合（関西私大教連）書記長）／森本壮亮（立教大学経済学部准教授）