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鉱脈社BOOK

米良山系の神楽

その伝承世界と仮面神の系譜

商品コード:010001

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みやざき文庫

九州脊梁山地の東側、一ッ瀬川の源流から支流に沿って広大にひろがる「米良の庄」。西米良村から西都市東米良にかけてのこの地には、各地区ごとに中世の面影を伝える独特の神楽が伝承されてきた。この神楽全体にはじめて光をあてる労作。王朝の雅を伝える舞い振りから、神楽の成立を南北朝と菊池一族にさぐり、宿神信仰や山の神信仰との関連、さらに女人の舞いの系譜を明らかにする。迫力のカラー写真とも併せ、詩情あふれる秘境の神楽案内。


著者について

高見乾司(たかみ けんじ) 1948年 大分県日田市に生まれる。 1967─74年 日田市内の石切場で採石の仕事に従事しながら絵を描き、詩作を始める。 1971-74年 採石の仕事が原因で発病(白ろう病)、湯布院厚生年金病院に入院。 以後、入院・通院を繰り返す。 1978年 詩集『石切場』(葦書房)出版。 1979年 湯布院町湯の坪に古民芸「糸車」を開店。 1986年 湯布院町鳥越に「由布院空想の森美術館」を設立。 1988-92年 ART・FESTIVAL・YUFUINを企画・実行。 1990年 随筆集『空想の森から』(青弓社)出版。 1991年 記録集『戦争と美術館』(由布院空想の森美術館編 不知火書房)出版。 1991年 ゆふいんアートプロジェクトを結成。湯布院の美術運動を展開。 1992年 由布院空想の森美術館が日本生活文化賞を受賞。 1995年 島原グランドホテル復興プロジェクトにアート・ディレクターとして関わる。由布院空想の森美術館10周年記念事業を展開。『火の神・山の神 九州の土俗面考[1]』、『霧の湯布院から 空想の森のアート・エッセイ』 (以上海鳥社)出版。 1997年東京・ギャラリー川船にて通算10回目の個展。『由布院花紀行』(高見剛と共著、海鳥社)を出版。猿田彦大神フォーラムに参加。 1998年 東京・ギャラリー繭、及びギャラリー飛鳥にて連続個展。南阿蘇長陽村にて「陽の長い一日の村美術館」をコーディネート。鹿児島県隼人町「南風人館」にて「木と生活文化賞'98」を企画、審査委員長をつとめる。島原半島「風の森ミュージアム/雲仙リス村」をアート・ディレクターとしてコーディネート

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著者高見乾司
シリーズみやざき文庫 72
書籍JANコード

9784860613655

1920039019059

日本図書コード0039
発行日2010-08-26
よみめらさんけいのかぐら そのでんしょうせかいとかめんしんのけいふ
初版
判型四六判
横幅*13.1cm
縦幅*18.8cm
背幅*1.4cm
重量*259g
(*)はおおよその値となります。
頁数232頁
製本様式並製
本体価格1,905円

目次

  1. 序 章 米良の山へ
  2. 第1章 米良山系の神楽
  3. 第1節 「米良山系の神楽」概観
  4. 第2節 米良山系の神楽を訪ねて
  5. 第3節 神楽が始まるまで
  6. 第2章 米良山系の神楽の仮面神
  7. 第3章 米良山系の神楽の天地
  8. 第1節 白蓋と白蓋鬼神第2節 「式三番」と「地舞」
  9. 第3節 南北朝伝承と大王・大明神
  10. 第4節 「星の舞」と宿神
  11. 第5節 「はらかき荒神」と「岩戸番付」
  12. 第6節 「女面」の源流を訪ねて
  13. 第7節 「稲荷神」と狩猟儀礼
  14. 終 章 「山の神」の新たね物語へ