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九州脊梁山地の東側、一ッ瀬川の源流から支流に沿って広大にひろがる「米良の庄」。西米良村から西都市東米良にかけてのこの地には、各地区ごとに中世の面影を伝える独特の神楽が伝承されてきた。この神楽全体にはじめて光をあてる労作。王朝の雅を伝える舞い振りから、神楽の成立を南北朝と菊池一族にさぐり、宿神信仰や山の神信仰との関連、さらに女人の舞いの系譜を明らかにする。迫力のカラー写真とも併せ、詩情あふれる秘境の神楽案内。
著者について
高見乾司(たかみ けんじ) 1948年 大分県日田市に生まれる。 1967─74年 日田市内の石切場で採石の仕事に従事しながら絵を描き、詩作を始める。 1971-74年 採石の仕事が原因で発病(白ろう病)、湯布院厚生年金病院に入院。 以後、入院・通院を繰り返す。 1978年 詩集『石切場』(葦書房)出版。 1979年 湯布院町湯の坪に古民芸「糸車」を開店。 1986年 湯布院町鳥越に「由布院空想の森美術館」を設立。 1988-92年 ART・FESTIVAL・YUFUINを企画・実行。 1990年 随筆集『空想の森から』(青弓社)出版。 1991年 記録集『戦争と美術館』(由布院空想の森美術館編 不知火書房)出版。 1991年 ゆふいんアートプロジェクトを結成。湯布院の美術運動を展開。 1992年 由布院空想の森美術館が日本生活文化賞を受賞。 1995年 島原グランドホテル復興プロジェクトにアート・ディレクターとして関わる。由布院空想の森美術館10周年記念事業を展開。『火の神・山の神 九州の土俗面考[1]』、『霧の湯布院から 空想の森のアート・エッセイ』 (以上海鳥社)出版。 1997年東京・ギャラリー川船にて通算10回目の個展。『由布院花紀行』(高見剛と共著、海鳥社)を出版。猿田彦大神フォーラムに参加。 1998年 東京・ギャラリー繭、及びギャラリー飛鳥にて連続個展。南阿蘇長陽村にて「陽の長い一日の村美術館」をコーディネート。鹿児島県隼人町「南風人館」にて「木と生活文化賞'98」を企画、審査委員長をつとめる。島原半島「風の森ミュージアム/雲仙リス村」をアート・ディレクターとしてコーディネート
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著者 | 高見乾司 |
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シリーズ | みやざき文庫 72 |
書籍JANコード | 9784860613655 1920039019059 |
日本図書コード | 0039 |
発行日 | 2010-08-26 |
よみ | めらさんけいのかぐら そのでんしょうせかいとかめんしんのけいふ |
版 | 初版 |
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判型 | 四六判 |
横幅* | 13.1cm |
縦幅* | 18.8cm |
背幅* | 1.4cm |
重量* | 259g |
頁数 | 232頁 |
製本様式 | 並製 |
本体価格 | 1,905円 |